漆喰の壁とサバラガムワ
- 2017.01.31 Tuesday
- 22:19
こんばんは、テクテク紅茶やです。
1月最終日。本日も無事営業終了致しました。
寒い中で本日お越し下さったお客さま、ご来店誠にありがとうございました。
さて、本日はコチラの1枚から。
隠れテクテク
壁を塗った当時、コテで印した遊びゴコロ。
ベテランさま、リピーターさま。
どのあたりにあるか、御存知でしょうか。
当店の壁は、紅茶の壁。
漆喰は、粉を水で溶かし粘りを出してコテで塗るものなのですが、
これを当店は「紅茶」で溶かしています。
サバラガムワという、スリランカの茶葉を贅沢に塗り込めました。
友人知人に助けて貰いながら仕上げた、思い入れヒトシオのハンドメイド壁です。
この「サバラガムワ」にした理由は2つ。
1つは、色の濃く出る茶葉であること、
1つは、開業前に旅したスリランカで訪問した、思い出の茶園であること。
本日はそんなサバラガムワについて、後々見返すことも考えてしっかりめにシタタめてみます。
まず、スリランカには、数多くの茶園がありますが、現在、大きく7つの産地に分けられています。
産地それぞれにロゴマークがあり、サバラガムワは、宝石の産地でもあるため、それらしいロゴになっています。
(ダイヤモンドのように見えますが、宝石の有名産地スリランカながらダイヤモンドだけは取れないそうです。)
その7つの産地は、標高によって、High, Midium, Lowの3つに区分されます。
元々、サバラガムワは、同じロウグロウンの産地であるルフナに含まれていましたが、
味の違いにより、昨今独立した名称を持つ産地となりました。
日本では、ヌワラエリヤやウヴァなど、ハイグロウンティーが有名ですが、
上記地図や下記表の通り、栽培面積も生産量も、ロウグロウンがセイロンティーの半分以上を占めています。
当店のサバラガムワは、ヤティヤントータ地域にあるケラニ茶園のものです。
甘みとコクを持ち、それでいて渋みも根底に座っているような、しっかりしたボディの紅茶です。
お客さまからの「ミルクティーにオススメなのはどれですか?」の問いにまず挙げる紅茶ですが、
最後までストレートのままでガツンとした濃さを愉しまれるベテランさまも多いので、
ほかの当店取り扱い茶葉と同じく、ストレート・ミルクどちらでも美味しく戴ける紅茶だと存じます。
このサバラガムワは、ムジカティー初のロウグロウン商品でもあります。
商品誕生のキッカケとなったのは2012年のスリランカツアー。
参加させていただいたユカリのお陰で此処に店を構えられていることもあり、壁を見るたび、初心やアツい感情が戻ってきます。
(…と打っていたら「かんじょう」を変換すると何度も「勘定」に…パソコンが初心を奪います・笑)。
壁に塗られたサバラガムワを見ながらサバラガムワをご賞味、というオツなサバラガムワタイムをお過ごしいただければ紅茶屋冥利です。
遠目だと茶葉が見えない(笑)
紅茶壁、思い出したように徐々に飾りモノが増えます。
蕪雑にならぬ程度に、少しだけ、少しずつ。
「前に来た時これあったっけ?」とよくお声掛けいただきますが、あったような、なかったような…
楽しいのに落ち着く。そんな空間をご用意している…筈。
最近では、
紅茶で溶かした漆喰を塗った壁に、
紅茶で染めたメッセージフラグを飾りました。
before
からのー
after
しっくりくる…
with 焼きたてチョコシフォンケーキ
明日=朔日(ついたち)につき定休日、翌日も木曜につき定休日です。
連休となりご迷惑をお掛け致しますがご諒恕下さいませ。
翌2/3(金)からはゴハンモノがチキンハヤシライスに切り替わります。
じっくりコトコト煮込んだスパイスたっぷりデミグラス。
どうぞご賞味にお越し下さいませ。
奇数月の平日限定カレー、本日ファイナル
完売御礼☆また3月に…
来月も心込めて紅茶をお淹れ致します。
ありがとうございました。
---information---
●2月の営業について…
☆「紅茶のレク茶ーご案内」
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※【平日限定】「ゴハンモノ」:奇数月…チキンカレーライス
※【限定紅茶】「ダージリン 2016 オータムナル 〜マーガレッツホープ茶園〜」
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