シーズナル vs ブレンド:ニルギリ編
- 2014.04.19 Saturday
- 22:00
こんばんは、テクテク紅茶やです。
本日も無事営業終了致しました。
本日ご来店下さったお客様、貴重な休日のお出かけ先としてお越し下さり、誠にありがとうございました。
数日前のブログにしたためたお題目「ブレンドティー」につきまして。
「☆ちなみに☆」で、ダージリンを引き合いに出しましたが、よくよく考えるとお話の流れ的に「ニルギリ」にすれば良かった、と、本日起床時気付きました(遅)。
…と、いうワケで、気付けばcan't help 投稿でございます(笑)。
☆まず☆
「ニルギリ」とは。
インドにある地名で、紅茶の産地名です。
「青い山脈」の意味を持つコトバだそうです。
インドの主要紅茶生産地の中では唯一の、南にある産地です。
四季がない風土のため、年間生産が可能な産地です。
安定した味からブレンドティーに使われることも多い紅茶が生産されていますが、下記の『シーズナルティー』についてはブレンドには勿体ない滋味を持っています。
ニルギリ産紅茶のロゴマーク。
☆ちなみに☆
ブレンドティーにも種類がございます。
各産地のブレンドでなくとも、『ニルギリ』1つ取りましても商品のほとんどがブレンドティーです。
自然の産物を「その商品」として常に一定の味でお届けするための意味合いで作られるものが多いです。
【シーズナルティー】としての「ニルギリ」…
・とある茶園で作った、とある時期に積んだ茶葉
→現在、『限定紅茶』でお届けしております「ニルギリ・ウインターフラッシュ(旬の冬摘み):カイルベッタ茶園」がこれにあたります。)
【ブレンドティー】としての「ニルギリ」…
・ニルギリ地域内で別の茶園を組み合わせた茶葉
・同じ茶園の紅茶(シングルエステートティー)でも、別の季節に作られたものを集め商品化している茶葉
→通常メニューの「ニルギリ」はムジカの”ニルギリ(Orange Pekoe)”。こちらもブレンドティーです。
…単に前回の「ダージリン」を「ニルギリ」に置き換えただけでしたが(笑)、この『ニルギリたち』の特徴の違いはかなり顕著です。
左:通常メニューの「ニルギリ」/右:「ニルギリ・ウインターフラッシュ:カイルベッタ茶園」
茶葉の色からして発酵度合いの違いが判ります。
左はしっかり発酵されたがゆえの香ばしさを強く感じますが、右は茶葉の青々しさや本来の渋みが強く感じられます。
色、香り、味、渋みともまったく異なる、「ニルギリ」。
同じ産地でも、茶園、季節、製茶方法などによって、風味がガラリと変わるのが紅茶の深く面白いトコロでございます。
お連れ様と飲み比べ、
おひとり様のお代わり飲み比べ(2杯目は50円引!)。
「ニルギリ・ウインターフラッシュ」があるうちに、絶賛オススメ中でございます。
明日も心込めて紅茶をお淹れ致します。
本日もありがとうございました。
---information---
●「ステーション2014年3月号(p.95)」に掲載されました。
●「SAVVY(サビィ)2013年11月号(p.63)」に掲載されました。
●4月の休業日…定休日通り【1】のつく日です。
21(月)
●5/11(日)は【1】のつく日ですが、”母の日”のため、通常営業致します。
紅茶ギフトをお母様へ…ぜひ。
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